最新作四方山話
 
 昨年工房立替で活動休止していたためほぼ一年ぶりの志野焼成。志野は土作りから完成までその工程は高いハードルが幾つも立ちはだかる極めて難解なやきものです。約100時間の焼成、使用ブタンガスはこの一回で約500Kg(一本50Kgのボンベ10本を消費)。これだけの時間と労力をかけながら一窯全滅はもう数え切れないほどの数に達し、合格点をだせても公言出来ない程情けない歩留まりを繰返すこと18年、今日に至っても志野会得に向けひたすら授業料を払い続けています。

 今回の最新作3点、白雪志野茶碗ではまろやかなフォルムを際立たせるため畳付けを極力細く絞り込んでみました。この様な高台作りは初めての試みです。今回掲載した2点の志野は、その肌合い 釉調が他の志野作家に見られない私独自のもので「白雪(はくせつ)志野」と名付けています。重厚な質感と雪の様な純白な色調をその特色としています。

 灰釉窯変花入は、志野釉と灰釉を重ね掛しサヤに入れその隙間を木炭で埋め志野窯で焼成したものです。その色調は焼成の度に異なり窯出しの瞬間をわくわくさせてくれます。

                                                     (04/08/2004)

「白雪志野茶碗高台」
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